ぼーっとして北の雨

日々思いついたことを書いていきます。興味は、社会、障害、福祉、スウェーデンなどです。留学して以来、時々スウェーデンを訪ねています。Bo(ボー)はスウェーデン語で住むという意味の言葉です。ぼーっとした生活のなかで、よりよい社会のあり方について考えていけたらと思います。よろしくお願いします。

飛行機内で隣の人とおしゃべり

 
ヘルシンキ行きの機内で、隣の席のフィンランドの方とお話しできました。席についたときは声をかけられなかったけれど、食事の際に話しかけてくれて、だいぶ長く話しました。
 
セルマさん(仮名)は、飲食店の経営について勉強していて、5ヶ月間東京に留学していた帰り。留学先での勉強内容は専門とは関係なく、文化やジェンダーの不平等などについての授業を受講していたとか。その流れで、政治や社会のあり方についてなど、フィンランドと日本について比べながら色々と話しました。
 
話したことの中から印象に残ったことを抜き出して書きます(細かい情報は正確か分かりませんので注意!)。
 

 

 

  • 日本の天皇フィンランドの「大統領」について。フィンランドの大統領は象徴的な役割だけで、政治的な権限は持たない(政治のリーダーは首相)。しかし、6年に1度の国民の投票によって、各政党の候補者の中から選ばれるとのこと。高齢の人が多く、今の大統領は70歳(しかし、数年前に赤ちゃんが産まれたという!)。また、面白いのは彼と僅差で落選した候補者がゲイだったこと、とセルマさんはいう。まだ受け入れるのが難しい人が多くて落選したというが、性的少数派の人びとへの理解度を表しているように思う。

 

  • セルマさんの今回の訪日は2回目だが、前回は家族との10日間の旅行だった。来るまで日本に期待感はなかったが、来てから日本がとても好きになった。訪ねたのは東京と京都で、何が良かったかというと、「人びとがとても親切なことと」と「清潔さと整然としていること」。セルマさんが千葉の鋸山に行った帰り、バスを待っている際に突然の雨。すると、向かいの病院のような建物から女性が出てきて、「返さなくていい」と言って傘をくれた。「フィンランドではこんなことはない」とセルマさんは言う。

 
途中休みながら話して、楽しい時間を過ごすことができました。
フィンランドにはまだ行ったことがないので、ぜひ見て回りたいです。

 

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